英語の楽しさ(1)

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英語ができるようになって、良かったと思うことを安藤菜津さんに書いてもらいました。

「世界各国の人たちと知り合いになれる」-これに尽きます。

私が住んでいたオーストラリアは特に多民族国家でしたので、通っていた英会話のクラスにはそれこそ世界各国から英語を学びたい人が集まってきていました。レベルは様々でしたが、上級クラスになると、レッスンの中だけではなく、教室の外でも英会話に花が咲き、「やはり英語は世界の共通語なんだな」と実感したものです。

アジアからは韓国、中国、ベトナム、マレーシア。ヨーロッパからはフランス、ロシア。スペイン語圏の南米諸国。中東からイラン、エジプトなどなど。さまざまな国の友人ができ、彼らの物の考え方や文化に触れ、これまで常識と思っていたことがそうではなく、まさに目から鱗が落ちる思いでした。

一方で日本の良さ・問題点も再認識することができました。外から日本を見ることで、日本人としてのアイデンティティーもかえって強まった気がします。外国人の友人と話すとき、向こうは私を「日本人」として見るわけですよね。もしかしたら自分の国の人に「日本人ってね・・・」と私の言動について話すかもしれないわけです。大げさですが、ちょっとした「日本代表」です(笑)。ですから自分自身の言動には責任を持たなければならないと常々思っていました。

珍しいところでは、ウズベキスタン出身の女性とも知り合いになることができました。とても英語を流暢に話す彼女に Your English is very good. と声をかけたところ、It was a long way.(長い道のりだったわ)という返事が返ってきて、お互いに長い時間をかけて英語を勉強したおかげでこうして互いと直接言葉を交わせるようになったのだなぁ、と感慨深かったものです。

安藤 菜津




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