新TOEIC の特徴
1)新バージョン誕生の背景
1979年のテスト開発時と比べると現在の職場環境は技術の進歩などの事情によりかなり異なっています。世界的な調査を行った結果、職場で必要とされる能力にも違いがでてきたことがわかり、現状のニーズを反映するためにTOEIC がリニュアルされることになりました。
2)主な違い
新しい TOEIC では職場で使われている英語に近づけるため今まで以上に実際的な英語を使った試験へと変更されることになりました。これには、今までは米国英語を主としていたリスニングの音声を米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの発音を取り入れることも含まれます。また、一部のリスニングとリーディングの問題が長くなります。
旧テストと新テストの比較
リスニング100問、リーディング100問の構成、マークシート方式での実施は同じです。
リスニング:
パート1:20問(旧テスト)→10問(新テスト)
パート2:30問(旧テスト)→30問(新テスト)
パート3:30問(旧テスト)→30問(新テスト)
パート4:20問(旧テスト)→30問(新テスト)
リーディング:
パート5:40問(旧テスト)→40問(新テスト)
パート6:20問(旧テスト)→12問(新テスト)
パート7:40問(旧テスト)→48問(新テスト)
※旧テストではパート6は間違い探し問題でした。
(1)リスニングの変更点
米国、英国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの発音が導入される事に加え、パート1の問題数が減らされます。
・パート3とパート4の変更点
パート3及びパート4では1つの設問につき3問の設問になり、音声でも読み上げられるようになります。これまでどおりテスト冊子にも印刷されています。
(2)リーディングの変更点
旧テストのパート6(誤文訂正問題)は廃止され、新テストでは長文穴埋め問題となります。パート7では48問のうち20問は2つの文書を読み解答する形式の問題となります。
(3)得点について
新テストでは、旧テストのリスニングとリーディングの得点という形ではなく、より細かく分けられた得点として出されます。
(4)リーディング問題の表記について:
単語のスペルについては米国で最も一般的なスペルが採用されています。
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